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北西太平洋海洋長期再解析データセット FORA-WNP30

北西太平洋海洋長期再解析データセット(FORA-WNP30)は,日本周辺の約30年にわたる海洋環境を水平解像度0.1度(約10km)という高分解能で再現したデータセットです. 国立研究開発法人海洋研究開発機構と気象庁気象研究所が共同で,スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」の特別推進課題を利用して作成しました.

データセットの詳細については「データセット」のページをご参照ください.

パンフレット

FORA-WNP30 の紹介パンフレットをダウンロードすることができます:日本語版/英語版

お知らせ

2016/02/22
New!!Ocean Science Meeting で FORA-WNP30 に関する研究結果が発表されます (研究成果を参照).
2016/02/22
New!!Web page in English is now available! FORA 英語ホームページを一般公開しました.
2016/01/25
FORA 日本語ホームページを一般公開しました.
2016/01/06
FORA シンポジウムを開催します.詳細はこちらへ.
2016/01/06
FORA-WNP30 の日本語ホームページを試験公開しました.

更新履歴

2016/02/22
英語ホームページの一般公開.
2016/01/25
日本語ホームページの一般公開.
2016/01/06
日本語ホームページの試験公開.

データセット

FORA-WNP30は,気象研究所で開発された海洋データ同化システム MRI Multivariate Ocean Variational Estimation の4次元変分法版(MOVE-4DVAR; Usui et al. 2015)を用いて作成されました. MOVE-4DVARには,海洋・海氷モデルとして,気象研究所の北西太平洋渦解像海洋モデル(MRI.COM-WNP; Tsujino et al. 2006)が用いられています.

同化システムの設定を以下に示します.

  • 海洋・海氷モデル
    • モデル領域: 117°E-160°W, 15°N-65°N
    • 水平解像度: 東西 1/10° (160°E 以東は 1/6°) × 南北 1/10° (50°N 以北は 1/6°)
    • 鉛直層数: 54レベル (0-6300m)
  • 同化手法
    • 海洋同化: 4次元変分法
    • 海氷同化: 最小分散推定による客観解析とナッジング
    • 同化サイクル: 旬ごと (各月の1日-10日,11日-20日,21日-月末),海氷同化は日別解析値にナッジング
  • 同化に使用した観測データ
    • WOD2013,GTSPP による現場水温・塩分プロファイル (0-1500m)
    • 衛星観測と現場観測から作成した海面水温格子点値 (MGDSST; 栗原他, 2006)
    • 衛星観測による海面高度偏差 (TOPEX/Poseidon, Jason-1/2, ERS-1/2, Envisat, GFO, Cryosat)
    • 衛星観測による海氷密接度 (SSM/I)
  • 大気外力
    • JRA-55 日別値 (Kobayashi et al., 2015)
  • 期間
    • 1982年1月1日-2014年12月31日
  • データ形式
    • NetCDF (CF-convention v1.6 に基づく)
  • 変数
    変数 変数名 次元 Standard name*1 単位*2
    東西流速 uo 3 sea_water_eastward_velocity cm s-1
    南北流速 vo 3 sea_water_northward_velocity cm s-1
    ポテンシャル水温 to 3 sea_water_potential_temperature degreeC
    塩分 so 3 sea_water_practical_salinity psu
    海面高度 ht 2 sea_surface_height_above_sea_level cm
    海氷密接度 aice 2 sea_ice_area_fraction 1

    *1: Standard name は CF Standard Names v30 に依っています.

    *2: 単位は海洋数値モデル内で使われているものです (詳細は各変数の attribute: units, scale_factor, add_offset を参照してください).

データの利用について

国立研究開発法人海洋研究開発機構および気象庁気象研究所は,研究活動に広く利用して頂くことを目的として,気候・海洋環境変動等の研究のための基礎データとして,北西太平洋海洋長期再解析データセット(FORA-WNP30)を提供します. 本データセット作成のための計算は,海洋研究開発機構の地球シミュレータ特別推進課題で行いました. 本データセットは,下記のデータ利用規約および免責事項のもとで利用することができます.

データ利用規約

  1. 本データセットは研究目的に無償で利用可能です.本データセットのご利用を希望される方は
    • 氏名,所属,身分・役職
    • 連絡先メールアドレス
    • データの利用目的
    • 利用したいデータ期間
    を明記の上,下記「連絡先」まで利用の申請をしてください.

    研究以外のご利用を希望される方は「連絡先」まで必ず事前にお問い合わせください.

  2. 本データセットを利用した論文および報告文では,これを利用した旨を謝辞等に明記してください. また,下記の論文を引用してください:

    Usui et al., 2015, Four-dimensional Variational Ocean Reanalysis: A 30-year high-resolution dataset in the western North Pacific (FORA-WNP30). J. Oceanogr., submitted.

    記載例(和文)
    本研究では,国立研究開発法人海洋研究開発機構および気象庁気象研究所により作成された,北西太平洋海洋長期再解析データセット(FORA-WNP30)を使用した.
    記載例(英文)
    This study utilized the dataset ‘Four-dimensional Variational Ocean Reanalysis for the western North Pacific’ (FORA-WNP30), which was produced by Japan Agency for Marine-Science and Technology (JAMSTEC) and Meteorological Research Institute of Japan Meteorological Agency (JMA/MRI).
  3. 本データセットを利用して,論文および報告文,学会発表等を行った場合は,別刷あるいは公開 URL などの情報を「連絡先」までご報告ください.
  4. 本データセットは国立研究開発法人海洋研究開発機構および気象庁気象研究所の許可なく第三者への提供はできません.
連絡先
国立研究開発法人海洋研究開発機構 地球情報基盤センター
住所
〒236-0001 神奈川県横浜市金沢区昭和町3173番25
E-mail
Mail address

免責事項

  1. 本データセットの著作権ならびにその他一切の知的財産権は,本データセットを作成した国立研究開発法人海洋研究開発機構および気象庁気象研究所に属します. 国立研究開発法人海洋研究開発機構と気象庁気象研究所は,本データセットについて細心の注意を払って作成・公開していますが,本データセットの信頼性について一切保証するものではありません.
  2. 本データセットの利用により,利用者の皆様が直接,間接を問わず何らかの損害を受けた場合,国立研究開発法人海洋研究開発機構と気象庁気象研究所はそれらの損害に一切の責任を負いません.

その他

FORA-WNP30 は DIAS からも提供されています (DIASアカウントが必要です).データ取得は ダウンロードページ を参照ください.

研究成果

査読付き論文

Four-dimensional Variational Ocean Reanalysis: A 30-year high-resolution dataset in the western North Pacific (FORA-WNP30).

Usui, N., T. Wakamatsu, Y. Tanaka, N. Hirose, T. Toyoda, S. Nishikawa, Y. Fujii, Y. Takatsuki, H. Igarashi, H. Nishikawa, Y. Ishikawa, T. Kuragano and M. Kamachi,

Journal of Oceanography (submitted).

口頭発表 [国際学会]

Coming Soon!!"Mechanism of interannual to decadal sea level variability along the Japanese coast",
Usui et al., 2016 Ocean Sciences Meeting (New Orleans, USA; Feb. 26, 2016)
Coming Soon!!"Pathway of the Kuroshio water traveling to the Bering Sea in a western North Pacific eddy-resolving model analyzed with the tangent linear and adjoint models",
Fujii et al., 2016 Ocean Sciences Meeting (New Orleans, USA; Feb. 25, 2016)
"Observability of long term Kuroshio variability through four dimensional ocean data assimilation",
Wakamatsu et al., CLIVAR Kuroshio workshop 2016(Yokohama, Japan; Jan. 12, 2016)
"Monitoring and Prediction of the Kuroshio System: Recent Developments of Model and Data Assimilation System at JMA/MRI",
Kamachi et al., 6th Annual Meeting of the GODAE Ocean View Science Team, Science Session - (Western) Boundary Current - (Sidney, Australia; Nov. 5, 2015)
"Relationships between ocean conditions and interannual variability of habitat suitability index (HSI) distribution for neon flying squid in central North Pacific examined using new 4D-VAR ocean reanalysis dataset",
Igarashi et al., PICES annual meeting(Qingdao, China; Oct. 22, 2015)
"Development of a four-dimensional variational assimilation system in the western North Pacific",
Usui et al., 1st GODAE OceanView Data Assimilation Task Team (DA-TT) Workshop (Exeter, UK; May 20, 2015)

口頭発表 [国内]

「長期再解析データを用いた日本海の海峡通過流量の変動について」,
広瀬 他,日本海及び日本周辺海域の海況モニタリングと波浪計測に関する研究集会(福岡県春日市; 2015年12月18日)
「北西太平洋海洋長期再解析(FORA-WNP30) 1.データ同化システムとプロダクトの概要」,
石川 他,日本気象学会2015年度秋季大会(京都府京都市; 2015年10月28日)
「FORA再解析データによるアカイカ好適棲息域の年々変動」,
五十嵐 他,2015年度水産海洋学会研究発表大会(北海道釧路市; 2015年10月10日)
「北西太平洋海洋長期再解析 (FORA-WNP30) I:データ同化システムとプロダクトの概要」,
石川 他,日本海洋学会2015年度秋季大会(愛媛県松山市; 2015年9月27日)
「4次元変分法海洋再解析(FORA)の紹介と性能評価」,
広瀬 他,大槌シンポジウム「海洋変動と熱・物質循環」(岩手県大槌町; 2015年9月8日)
「4次元変分法海洋再解析(FORA-WNP30)1.概要」,
広瀬 他,第19回データ同化夏の学校(青森県むつ市; 2015年8月20日)
「4次元変分法海洋再解析-北西太平洋版(FORA-WNP30) 2. ―黒潮・黒潮続流域を中心としたパフォーマンス評価―」,
西川 他,第19回データ同化夏の学校(青森県むつ市; 2015年8月20日)
「変分法解析値の検定」,
若松,第19回データ同化夏の学校(青森県むつ市; 2015年8月20日)

ポスター発表 [国際学会]

Coming Soon!!"Four dimensional variational reanalysis of the Western North Pacific Ocean - system configuration, performance and validation",
Wakamatsu et al., 2016 Ocean Sciences Meeting (New Orleans, USA; Feb. 26, 2016)
Coming Soon!!"Operational Prediction of the Habitat Suitability Index (HSI) Distribution for Neon Flying Squid in Central North Pacific by Using FORA Dataset and a New Data Assimilation System SKUIDS",
Igarashi et al., 2016 Ocean Sciences Meeting (New Orleans, USA; Feb. 22, 2016)
Coming Soon!!"Relationship between upper ocean heat content in the Japan Sea and volume transport through the Tsushima Strait",
Hirose et al., 2016 Ocean Sciences Meeting (New Orleans, USA; Feb. 24, 2016)
"Long term, high-resolution ocean reanalysis of the Western North Pacific Ocean",
Wakamatsu et al., PICES annual meeting (Qingdao, China; Oct. 22, 2015)

ポスター発表 [国内]

「過去30年の黒潮や親潮の詳細な再現 ~北西太平洋域高解像度海洋長期再解析データの作成~」,
高槻 他,第13回環境研究シンポジウム(東京都千代田区; 2015年11月10日)
「北西太平洋海洋長期再解析(FORA-WNP30)2. パフォーマンスの評価とデータ公開について」,
五十嵐 他,日本気象学会2015年度秋季大会(京都府京都市; 2015年10月28日)
「北西太平洋海洋長期再解析(FORA-WNP30)V:―再解析システム概要と同化性能評価―」,
若松 他,日本海洋学会2015年度秋季大会(愛媛県松山市; 2015年9月27日)
「北西太平洋海洋長期再解析(FORA-WNP30)Ⅳ:黒潮・黒潮続流の再現性」,
碓氷 他,日本海洋学会2015年度秋季大会(愛媛県松山市; 2015年9月27日)
「北西太平洋海洋長期再解析(FORA-WNP30)Ⅲ:―表層混合層・水塊の再現性評価―」,
西川 他,日本海洋学会2015年度秋季大会(愛媛県松山市; 2015年9月27日)
「北西太平洋海洋長期再解析(FORA-WNP30)Ⅱ:―親潮及び日本海海峡通過流量の評価―」,
広瀬 他,日本海洋学会2015年度秋季大会(愛媛県松山市; 2015年9月27日)

(Last updated on Jan. 6, 2016.)

Frequently Asked Questions

順次追加していきます.